大なり記号の意味
大なり記号 > は、左の値が右の値より大きいことを表します。8 > 5 は「8は5より大きい」と読み、x > 0 はxが正の数であることを意味します。> は厳密な不等号なので、0自体は含まれません。
負の数では数直線を思い浮かべてください。−2 のほうが右側にあって0に近いので、−2 > −5 です。文章題では、「より多い」「より上」「超える」といった表現は、たいてい > に置き換えられます。
同じことを小なり記号で逆向きに書くこともでき、8 > 5 と 5 < 8 はまったく同じ内容です。この2つの記号は、1631年にイギリスの数学者トーマス・ハリオットの著書で初めて印刷物に登場しました。
> と < の覚え方
広く開いた側は常に大きいほうの数に向き、とがった先は小さいほうを指します。ワニを思い浮かべてください。大きいごちそうのほうへ口を開けるので、10 > 2 では口が10のほうを向いています。
左から右へ読む方法もあります。最初に広い側に出会ったら「大なり」、最初にとがった先に出会ったら「小なり」と読みます。小なり記号のページでは、対応する L のコツを紹介しています。
大なり記号の入力方法
USやUKのキーボードでは、大なり記号は Shift + ピリオド です。iPhoneでは、123 をタップしてから #+= をタップします。GboardのAndroidでは、?123 をタップしてから =\< をタップします。
≥ は、Macでは Option + .、Windowsでは Alt を押しながらテンキーで 242 と入力します(詳しくは以上のページをご覧ください)。LaTeXでは、数式モードで > と入力し、≥ には \geq、≫ には \gg を使います。MathJaxとKaTeXでは \gt も使えます。HTMLでは、テキスト内で > を書く安全な方法は > です。
> のそのほかの使い方
数学以外でも、> はさまざまな場面で使われます。メールやMarkdownでは、> で始まる行は引用です。コマンドラインでは、> はプログラムの出力をファイルに送ります。コードでは、x > 10 は比較で、>= は ≥ の代わりになります。
ウェブサイトでは、パンくずリスト(ホーム > ショップ)に > や › が使われ、>_< のような顔文字では細めた目として使われます。